スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

"Surely You're Joking Mr. Feynman!"- 好奇心の塊だった物理学者

芥川賞受賞作家の小野正嗣氏が高校時代に読んだ本で、印象に残った
本は?と聞かれた時に『ご冗談でしょう、ファインマンさん』だと
答えた。

この本は何年も前から、夫に読めと言われていた、"Surely
You're Joking, Mr. Feynman!"の日本語翻訳版である。
物理学を知らなくても、彼の好奇心に触れるだけでも、
充分に楽しめるから、読めと盛んに言われていた本。しかも、
ファインマンは、日本の朝永振一郎、ジュリアン 
シュウインガートと共同でノーベル物理賞を受賞している。
朝永博士がかなりの趣味人であったように、ファインマン氏も
笑いを誘うイキな話がいろいろ出て来るとか。

物理なんて、これっぽちも分からない私。でも物理に
関係ない話が満載しているからということで、この本は、
英語で読むことにした。ファインマンがニヤッと笑いながら
いたずらするサマが英語の方が伝わってくるだろうと
思ったからである。

MITを卒業したファインマン氏が、「MITで学士号を
取った者は、大学院は、他の大学に行って、他の大学
の学風に触れるべきだ」というMITの方針で、
プリンストン大学入学。夫もMIT卒業後、他の大学
で博士号に挑んだので、「皆そうなの?」
と思った次第。そんなこんなで、前からファインマン
には、親しみを感じていた。

ファインマンは、プリンストン大に入学後、学長主催の
お茶会に招待される。オックスフォードやケンブリッジ大
の英国式お茶会をコピーしているような、このお茶会で
「お茶には、ミルクがよろしいですか?それともレモンに
なさいますか?」と学長夫人に聞かれる。家がブルーカラー
のファインマンは、「紅茶に何か入れて飲む?」ーどう
答えてよいかわからない。そこで、出た答えがコレ。
「両方お願いします」。レモンとミルクの両方を入れ
たらどうなるか?私だってわかるよ〜。びっくりした
学長夫人が、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」と
言った。社交界での大失敗、でも、そんなことクソ食らえ
と思っているらしきファインマンは、英国にへつらって
いるようなプリンストン大学の校風をいつも
皮肉っぽく見てた。こうして生まれたタイトルがー
"Surely You're Joking Mr.Feynman!",『ご冗談でしょう、
ファインマンさん』である。

好奇心でいっぱいのファインマン青年は、女性に対して、
こんな質問をする。バーに行き、「君、今日おごるけど、
今晩、寝てくれる?」「ええ」ーそんなに簡単なものなの?
また、壊れたラジオをバラバラにして修繕したり、
催眠術にかかって、自分を傍観したり、哲学や生物の
クラスに飛びこんでみたり、好奇心と探求心を満たす
ものに挑戦する物理学者であった。しかし、アカデミック
な問題に突き当たると、MIT時代に教えられた
fundamentalな原点に戻ってやり直すという
研究者であった。simplicityを探求する誠実な
物理学者であった。

小野正嗣の話を聞かなかったら、ファインマンをじっくり
読まなかったかもねえ。読んでよかった〜。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アメリカのおばちゃま

Author:アメリカのおばちゃま
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。